WebP/AVIFへの画像置換でCWVを改善する方法と注意点

SEO実験/ケーススタディ
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Webサイトの表示速度は、ユーザー体験やSEO評価に直結する重要な要素です。
特に画像のファイルサイズは、ページの読み込み速度に大きな影響を与えます。
WebPやAVIFといった次世代画像フォーマットへの画像変換、または既存画像の差し替えは、画質を維持しつつデータ量を大幅に削減できるため、CoreWebVitals(CWV)の改善に極めて効果的です。
この記事では、WebPとAVIFの特徴から具体的な導入手順、実装時の注意点までを網羅的に解説します。

なぜ画像の軽量化がCWV改善につながるのか

Webサイトにおける画像の軽量化は、CoreWebVitals(CWV)のスコアを向上させる上で欠かせない施策です。
CWVはGoogleが提唱するユーザー体験の質を測る指標群であり、その中でも特にLCP(LargestContentfulPaint)は、ページの主要コンテンツが表示される速度を示すため、画像の読み込み時間が直接的に影響します。
ファイルサイズが大きい画像はLCPの悪化を招き、結果としてユーザーの離脱やSEO評価の低下につながる可能性があります。

サイトの表示速度はユーザーの満足度に直結する

Webサイトの表示速度は、訪問したユーザーの満足度やエンゲージメントを左右する決定的な要因です。
ページの読み込みに時間がかかると、ユーザーはストレスを感じてサイトから離脱してしまう可能性が高まります。
特に、ファイルサイズが大きい画像はページの総データ量を増加させ、表示速度を低下させる主な原因となります。
画像を軽量化することで、サーバーからのデータ転送量が減り、ブラウザがページをレンダリングするまでの時間を短縮できます。
これにより、ユーザーは目的のコンテンツを素早く閲覧できるようになり、サイト内での回遊率やコンバージョン率の向上も期待できます。

LCPの改善がSEO評価を高める鍵

LCP(LargestContentfulPaint)は、CoreWebVitalsの中核をなす指標の一つで、ビューポート内に表示される最も大きなコンテンツが描画されるまでの時間を測定します。
多くの場合、この最も大きなコンテンツはメインビジュアルの画像やヒーローイメージであり、その画像の読み込み速度がLCPのスコアに直接反映されます。
GoogleはLCPを含むCWVを検索ランキングの要因として使用しているため、LCPのスコアを改善することはSEO評価の向上に不可欠です。
次世代フォーマットを活用して画像を軽量化し、読み込み時間を短縮することでLCPの値を改善し、検索エンジンからの評価を高めることが可能です。

次世代画像フォーマット「WebP」の特徴

WebPは、Googleが開発したWebサイト向けの静止画像フォーマットです。
従来のJPEGやPNGといった形式と比較して、高い圧縮率を誇り、同等の画質をより小さなファイルサイズで実現できる点が最大の特徴です。
背景の透過やアニメーションにも対応しており、Webサイトで利用される様々な画像形式を代替できる汎用性も備えています。
現在では、ほとんどの主要なモダンブラウザがWebPをサポートしており、Webの表示速度改善における標準的な選択肢の一つとなっています。

WebPが持つ優れた圧縮率と汎用性のメリット

WebPの最大のメリットは、その優れた圧縮性能にあります。
JPEGと同様の非可逆圧縮では、画質の劣化を抑えながらファイルサイズを大幅に削減できます。
さらに、PNGが持つ背景透過の機能も、より効率的な可逆圧縮で実現可能です。
これにより、写真のような画像からロゴやイラストまで、幅広い種類の画像を1つのフォーマットで効率的に扱える汎用性の高さも魅力です。
また、GIFのようにアニメーションもサポートしているため、Webサイトで使用されるほとんどの画像をWebPに置き換えることで、サイト全体のデータ量を削減し、表示速度の向上に大きく貢献します。

WebPを利用する上で知っておきたいデメリット

WebPは多くのモダンブラウザでサポートされていますが、Internet Explorerのような一部の古いブラウザや、特定の古いバージョンのOS・ソフトウェアでは表示できない場合があります。
そのため、全てのユーザーに画像を表示させるためには、非対応ブラウザ向けにJPEGやPNGといった従来の形式の画像を代替として用意するフォールバック対応が不可欠です。
また、JPEGと比較して画像のエンコード(変換処理)に時間がかかる傾向がある点や、非常に高精細な画像を圧縮した場合に、専門家が見ると細部のディテールがわずかに失われることがある点も、用途によってはデメリットとなり得ます。

最新画像フォーマット「AVIF」の特徴

AVIF(AV1ImageFileFormat)は、WebPよりもさらに新しく、より高い圧縮性能を持つ次世代の画像フォーマットです。
オープンな動画コーデックである「AV1」の技術をベースにしており、AllianceforOpenMediaによって開発が進められています。
WebPをも上回る圧縮率で、同じ画質ならファイルサイズをさらに小さくできる点が最大の特徴です。
また、HDR(ハイダイナミックレンジ)や10bit以上の色深度をサポートするなど、豊かな色彩表現が可能で、高品質な画像表示が求められる場面での活用が期待されています。

AVIFが実現するWebPを超える圧縮性能のメリット

AVIFの最も顕著なメリットは、WebPやJPEGと比較して圧倒的に高い圧縮性能です。
同じ画質を維持した場合、WebPよりもさらにファイルサイズを削減できるため、Webサイトの読み込み速度を極限まで追求したい場合に最適な選択肢となります。
この高い圧縮効率は、LCPの改善に直接的に寄与し、ユーザー体験とSEO評価の向上に大きく貢献します。
加えて、AVIFは広色域やHDR(ハイダイナミックレンジ)といった先進的な色表現にも対応しています。
これにより、従来のSDR画像では表現しきれなかった、より鮮やかで現実に近い色彩を持つ画像をWeb上で扱うことが可能になります。

AVIFを導入する前に確認したいデメリット

AVIFの主なデメリットは、WebPに比べてまだ対応ブラウザが限られている点です。
主要なモダンブラウザでのサポートは進んでいるものの、WebPほど普及はしておらず、非対応ブラウザへのフォールバック対応がより重要になります。
また、高度な圧縮技術を用いているため、画像のエンコード(変換)とデコード(表示)にかかる処理負荷が比較的高く、変換に時間がかかったり、性能の低いデバイスではページの表示パフォーマンスに影響を与えたりする可能性があります。
これらの特性から、AVIFを導入する際は、ターゲットユーザーの閲覧環境を十分に考慮する必要があります。

既存画像をWebPやAVIFへ変換する具体的なツール

Webサイトで使用しているJPEGやPNGなどの既存画像を、WebPやAVIFといった次世代フォーマットへ変換するには、様々な方法があります。
画像の枚数や更新頻度、技術的なスキルレベルに応じて、最適なツールを選択することが重要です。
手動で1枚ずつ丁寧に画質を調整する方法から、大量の画像を自動で一括変換する方法まで、サイトの運用体制に合わせたアプローチが可能です。
ここでは、代表的な3つの変換方法を紹介します。

画像編集ソフトを使って手動で変換する

Adobe Photoshopをはじめとする多くの画像編集ソフトウェアは、WebPやAVIF形式での書き出しに対応しています。
Photoshopでは「書き出し形式」や「別名で保存」のオプションからWebPを選択でき、プラグインを導入することでAVIF形式での保存も可能になります。
この方法の利点は、変換時に圧縮率や画質のプレビューを確認しながら、1枚ずつ最適な設定を細かく調整できることです。
クオリティが特に重要なメインビジュアルなど、特定の画像に対して最高の品質と最小のファイルサイズを両立させたい場合に適しています。
手作業のため大量の画像処理には向きませんが、丁寧な作業が求められる場面で有効です。

オンラインツールでブラウザ上から手軽に変換する

Webブラウザ上で画像を変換できるオンラインツールも数多く存在します。
代表的なものにGoogleが提供する「Squoosh」などがあり、ソフトウェアをインストールすることなく、画像をドラッグ&ドロップするだけでWebPやAVIFに変換可能です。
多くのツールでは、圧縮率やリサイズなどのオプションも用意されており、変換前後の画像を比較しながら調整できます。
この方法は、数枚程度の画像を素早く変換したい場合や、専門的なソフトウェアを持っていない場合に非常に便利です。
ただし、機密性の高い画像を外部のサーバーにアップロードすることになるため、利用の際はセキュリティポリシーを確認する必要があります。

コマンドラインツールで大量の画像を自動変換する

Webサイトで扱う画像が大量にある場合、コマンドラインツールを利用した自動変換が最も効率的です。
Googleが提供する「cwebp」や、AVIFのエンコーダーである「avifenc」といったツールを使えば、ターミナルやコマンドプロンプトからコマンドを実行するだけで、指定したフォルダ内の画像をまとめて一括変換できます。
スクリプトを組むことで、画質設定や出力先などを指定した定型的な処理を自動化し、Webサイトのビルドプロセスに組み込むことも可能です。
初期設定には専門的な知識が必要ですが、一度環境を構築すれば、運用コストを大幅に削減できる強力な方法です。

WebサイトにWebP/AVIFを実装する手順

WebPやAVIFに変換した画像をWebサイトで実際に表示させるには、HTMLやサーバー設定を適切に行う必要があります。
重要なのは、AVIFやWebPに対応していないブラウザで閲覧しているユーザーにも、代替となる従来の画像(JPEGやPNG)を問題なく表示させる「フォールバック」の仕組みを実装することです。
これにより、全てのユーザーに対して快適な閲覧体験を提供できます。
ここでは、代表的な2つの実装方法について解説します。

pictureタグでブラウザごとに最適な画像を表示させる

HTMLのpictureタグを使用する方法は、ブラウザの対応状況に応じて最適な画像フォーマットを出し分けるための標準的な手法です。
pictureタグ内に、sourceタグを使ってAVIF、WebP、そして従来のJPEGやPNGの順で画像パスを指定します。
ブラウザは上から順にsourceタグを解釈し、自身が対応している最初の画像フォーマットを読み込んで表示します。
どのフォーマットにも対応していない場合は、最後に記述されたimgタグの画像が表示されるため、確実なフォールバックが可能です。
HTMLの記述量は増えますが、安全かつ柔軟な対応ができるため、広く推奨されている実装方法です。

サーバー設定でリクエストに応じて画像を自動で切り替える

Webサーバーの設定を変更し、ブラウザからのリクエストに応じて配信する画像フォーマットを自動で切り替える方法もあります。
Apacheサーバーであれば.htaccessファイル、Nginxであれば設定ファイルに記述を追加します。
この設定では、ブラウザが送信するAcceptヘッダー(自身が対応しているMIMEタイプの一覧)をサーバーが確認し、「image/avif」や「image/webp」が含まれていれば、対応する次世代フォーマットの画像を配信します。
含まれていなければ従来の画像を配信する仕組みです。
この方法はHTMLの“タグの記述を変更する必要がないため、特に既存のWebサイトへ後から導入する場合に作業の手間を省けるメリットがあります。

画像置換で失敗しないためのチェックポイント

WebPやAVIFへの画像置換は、正しく行えばWebサイトのパフォーマンスを大きく向上させますが、いくつか注意すべき点があります。
単に画像を変換して差し替えるだけでは、一部の環境で画像が表示されなくなったり、意図しない表示になったりする可能性があります。
導入を成功させるためには、技術的な仕様や関連するサービスの挙動を理解し、事前にチェックしておくことが重要です。
ここでは、特に見落としがちな3つのポイントについて解説します。

各ブラウザの対応状況を事前に確認しておく

WebPとAVIFのブラウザ対応状況は、日々更新されています。
導入を検討する時点での最新の対応状況を、「CanIuse…」といった信頼できる情報源で必ず確認することが重要です。
特に、自サイトのアクセス解析データを確認し、ターゲットユーザーがどのようなブラウザやバージョンを利用しているかを把握しておく必要があります。
多くのユーザーが利用しているブラウザが非対応であるにもかかわらず、フォールバック設定を怠ると、多くのユーザーに画像が表示されないという事態を招きます。
全てのユーザーがコンテンツを閲覧できるよう、代替画像の表示設定は確実に行うべきです。

SNSで表示されるOGP画像は従来の形式を維持する

WebサイトのリンクをX(旧Twitter)やFacebookなどのSNSでシェアした際に表示されるOGP画像(og:image)には、注意が必要です。
多くのSNSのクローラー(リンク先の情報を取得するプログラム)は、まだWebPやAVIFといった新しい画像フォーマットに対応していません。
そのため、OGP画像にWebPやAVIFを指定してしまうと、SNS上でリンクがシェアされた際にサムネイル画像が正しく表示されない可能性があります。
ユーザーのクリック率に影響を与える重要な要素であるため、OGP画像には互換性が最も高いJPEGまたはPNG形式を引き続き使用するのが安全な選択です。

正しい色で表示するためのカラープロファイル設定

画像をJPEGなどからWebPやAVIFに変換する際、元の画像が持っていたカラープロファイル情報が失われることがあります。
カラープロファイルは、異なるデバイスやブラウザでも制作者が意図した通りの色を再現するために重要な役割を果たします。
これが失われると、ブラウザによって色の見え方が異なり、特に写真やデザイン性の高い画像で、くすんだり、あるいは鮮やかすぎたりといった色味の差異が生じる原因になります。
変換ツールを使用する際は、sRGBなどの標準的なカラープロファイルを画像に埋め込む設定を有効にすることで、こうした色表示の問題を未然に防ぐことができます。

まとめ

WebPやAVIFへの画像置換は、Webサイトの表示速度を向上させ、CoreWebVitalsの主要指標であるLCPを改善するための有効な手段です。
WebPは優れた圧縮率と幅広いブラウザ対応のバランスが取れており、AVIFはさらに高い圧縮性能を誇ります。
これらの導入には、画像編集ソフトやオンラインツール、コマンドラインを用いた変換作業と、タグやサーバー設定による実装が必要です。
一方で、ブラウザの対応状況の確認、OGP画像への配慮、カラープロファイル設定といった注意点を怠ると、表示不具合を招く可能性があります。
自サイトの特性やユーザー環境を考慮し、メリットと注意点の両方を理解した上で計画的に導入することが、パフォーマンス改善を成功させる鍵となります。

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